社会人になると、自分の意志とは関係なく仕事で不可抗力的な不運や困難に出会う場合が良くあります。
例えば、自分は関係ないのにブチ切れしたお客さんに対応するハメになったり、
そもそも、こっちの言う事を聞く気もないやる気のない部下に仕事の説明しなきゃいけなかったり、
こんな感じの悩み…というよりストレスを抱える場面が増えてきます。笑
これはなにも、営業や接客の仕事に限った事ではありません。
この記事では、職場で毎月コンスタントに5件ほど発生していたクレーム発生をほぼ撲滅した僕が、仕事上で誰かに物事を決めさせたり、説得する為に必要な事について図解を交えながら解説します。
ではどうぞ。
最善策を出す事はもちろん大事。だけど…
何かを解決させたい時や物事を進めたい時、話を聞こうとしない相手に、自分の話を聞いてもらうのはすごく難しいです。
仕事上ではもちろん、プライベートの場合だとさらにその難易度は上がることでしょう。
そんな時、ほとんどの人はまず最初に、自分が思う最善策を相手に提案するのではないでしょうか。
ですが、最善策を出す前に何かできる事がなかったか、考えてみてほしいんです。
当然、相手や状況にもよりますが、僕は最善策を出すのは一番あと回しでいいと考えています。
大切なのは『納得』させること
じゃあ、最善策を出す以外にどんな方法があるのさ?って話ですが、一番大事なのは『相手に納得させること』です。
では、僕がこれをなぜ大事にしているか。
それは、そうした方がスパッと話を聞いてもらいやすい上に、後々楽な場合が多いからです。笑
この時、相手に理解させた先には、ちゃんと話を聞くだけの価値があったと思わせるように準備しておきましょう。
相手にとって価値のある話の例
- 違約金を減らす方法
- 商品交換の手順
- 返金の方法
- 仕事の覚え方
- 苦情の回避法
- 評価のポイント
- キャンペーンの案内
- 商品の上手な使い方
- 保障期間の延長方法
親族や友人、恋人など自分と近い関係でもない限り、人を動かすには相手への価値を提供するのが一番です。
価値提供=最善策の提案じゃない
今まで「納得」のフレーズを連呼してきた僕ですが、実はこのフレーズには忘れてはならないポイントがあります。
それは『納得=価値提供』だけど『価値提供=最善策の提案』ではないってことです。
『納得させる』最大のメリットはコレ
さらに、相手を納得させることで最大のメリットをGETできます。
それは『自分が決めた(納得)した事は、簡単に覆せない』ことです。
「いや、僕は三日坊主だけど?」とか「人によるっしょwww」とか思う人もいるかもしれませんが、大概の場合それは相手がいない場合です。
自分が納得した物事に関係者(相手)がいる場合は、メンツや罪悪感などから、意見をコロコロ変えるのは潜在的に一種の不快感を呼び起こします。
人は多かれ少なかれ、ほぼ全員が他人の目を気にします。
特にクレーマーや決済権のある担当者はココに当てはまる場合が多いです。
ややズルく聞こえるかもしれませんが、この習性を使わない手はないですよね。笑
相手に話を聞かせたい時大事にする事まとめ
- 相手が納得する方法を探れば、勝手に話を聞いてくれる
- 納得させるプロセスを適当にすると、クレーム等のトラブルになりやすい